木村さんとの出会いは「お金」がご縁でした。地球と未来の環境基金(EFF)では、一事業として環境NPOの組織基盤強化を支援する助成金「Panasonic NPO サポートファンド」の事務局を担っています。その助成候補に当時木村さんが事務局長だったA SEED JAPANがノミネートされ、助成の可否を決めるためのヒアリング調査に伺ったのが最初の出会い、2003年の秋でした。
それから5年余り、いろんなシーンで木村さんとご一緒する機会があります。いつも感心するのは、NPOの活動家として「思い」や「使命感」を社会の仕組みとして形にする彼の「実務能力」と、継続した「仕事」として活動を続ける「持久力」です。
私はこれまで2つのNPOで、いずれも創業者の下で仕事をしてきました。その経験から思うのですが、社会変革の駆動力になり得るには「その仕事でメシを食う」という感覚がとっても大事だと思います。「ボランティアに対する冒涜」とか、「邪道」だと言われることもあります。けれど、真剣に社会を変革しようと志すなら、その仕事に自らの人生を賭ける気概が必要だし、人生を賭けるには最低限食えなければ継続した活動は難しいと思います。今の日本の中でNPOの認知度、社会的地位が決して高くないのは、その仕事でメシを食うという感覚がまだまだ希薄だからだと思っています。
木村さんには花も実もある、思いも実務能力もある「職業活動家」として、素敵で切れ味のある社会変革事業をどしどし生み出していってほしいと思っています!
古瀬繁範さん(NPO法人地球と未来の環境基金 専務理事)
★★★ きむ⇒古瀬さん ★★★
実は上記の助成金、ぼくは2年連続で獲得することができました。この助成は他に比べ、申請書の執筆量が多く、1年目は人生初の助成金申請だったので、とーっても大変でした。でも、高い評価をいただいたことで、「自分の給料は自分で取ってくる」感覚を身につけたように思います。
また2年目は、連続助成となるのでその審査も当然厳しかったのですが、この助成金はヒアリング調査や中間ヒアリング、最終報告会など、コミュニケーションを頻繁に取ることが特徴のひとつ。初年度のこれらの対応や実績も評価され、助成いただくことができました。
古瀬さんにはこうした機会や場を与えていただき、この仕事でメシを食っていく自信をつけさせていただきました!