2010. 02. 20
今日はいよいよ今年度の集大成イベント・ソーシャルファイナンスフォーラム2010! momo史上最大規模の本イベントは12名のゲストをお招きし、92名のみなさまにご参加いただきました~。ありがとうございました!
とにかく会場の雰囲気が抜群によかったですね! 途中、隣近所の方とお話いただく時間を2回入れましたが、前で進行していて、今回ほど熱気を感じた場は経験したことがありません! まさに参加者のみなさまと一緒につくったフォーラムとなりました~☆
★今日の写真★
最後のまとめでは、↓な話をしました~。この原稿は、3月1日(月)にできあがってくる「ソーシャルファイナンスガイドブック東海」のまとめでも使用しています。お楽しみに!
本冊子でもご発言いただいた水谷衣里さんから、「コープ銀行(イギリス)における倫理方針の策定プロセス」について教えてもらったことがあります。
コープ銀行が掲げる倫理方針とは、"人権""武器取引""企業の責任と国際貿易""遺伝子組み換え""社会的企業""環境への影響""動物保護"、そして「これらの倫理方針を顧客の意見に基づいて随時見直す」という宣言の、以上8つの大項目から構成されており、最後の宣言を除く7項目については融資基準を設定し、投融資の可否を検討しているとのこと。これらの方針は、3年に一度実施する顧客アンケートを元に更新されているそうです。
こうした(特に海外の)ソーシャルファイナンス(SF)の事例を見聞きすると、私たちはなんとなく「自分とは違う遠い世界の出来事」ととらえてしまいがちです。でも、「実際にやること」は"やりたいこと""やるべきこと(社会から必要とされていること)""できること"の重なりで決まっていくのだとしたら、SFは"やりたいこと""やるべきこと"に関しては、ほぼ「YES!」がとれるテーマといえます。誰だって自分が将来のために蓄えたお金を、自分の将来を壊す形で使ってほしくはないですし、どうせ使うのならば、世のため人のために使いたいと思うのが人情でしょう。
だとすると、SFの実現は「"できること"のキャパシティをいかに増やすか」にかかってきます。もちろん「自分たちができるようになる」ことも大切ですが、そのために投入できる時間やお金にも限りがあります。現実的なのは「できる人を連れてくる」「できるところと一緒にやる」といったアプローチです。自分たちに足りないものを持った相手を巻き込み、その力を借りることを「エンゲージメント」といいますが、その方がより早く、より効果的に、目標へ近づけるのではないでしょうか。
「エンゲージメント」するためには、自分たちに足りないものを持った人たちがどこにどれだけいて、それぞれに何ができて、何ができないかという理解を深めることが重要です。そのためには「ダイアログ(対話)」の場が必要ですが、今回、愛知・岐阜・三重県内に本店を置く36の地域金融機関を調査してわかったことのひとつは、「情報公開が金融機関側からのほぼ一方通行になっている」ということでした。多くの金融機関が横並びで、同じ項目に同じような内容を掲載しているのが現状です。中には、顧客とのコミュニケーションを図ろうと、ディスクロージャー誌の簡易版を作成したり、写真やイラストを駆使するなど、わかりやすく伝える努力をされている金融機関も見受けられました。しかし、他業種では盛んとなりつつある「ステークホルダーダイアログ」など、金融機関を取り巻く様々な利害を共有する人たちとの対話の場を開催しているところは皆無です。情報公開を義務でやらされている感が伝わってきて、非常に残念でした。
「コミュニケーション」→「ダイアログ」→「エンゲージメント」と進めていくためには、「コミュニケーション」からより踏み込んだ「ダイアログ」の場が必要です。コープ銀行が倫理方針の策定段階から顧客を巻き込んでいるように、コミュニティ・ユース・バンクmomoでは、資金の貸し手である「金融機関」、借り手である「事業者」、出し手である「市民」など、多様な人たちが一堂に介し、SF実現のために対話する場を今後もつくっていきたいと考えています。ぜひご参加ください。そして、それぞれの立場のみなさんからの巻き込みも期待しています。こうしたアクションや場の一つひとつの積み上げが、SFの担い手としての当事者意識を育み、ひいては社会を変えることにつながっていくのだと確信しています。「社会を変える」はアナタの足元から始まる!
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